一つ上のライブ環境を、誰でも気軽に。
近年はライブハウスや小規模なホールクラスで、ソロアーティストがライブ活動をする機会も増えてきました。
ソロアーティストや声優、アイドルといった、ボーカル以外の演奏者がステージに居ない場合、カラオケ音源を再生、停止する役目、すなわちライブマニピュレーターの存在が必要不可欠です。
音源を再生、停止するだけ。そう聞くと誰にでも出来ると思われるかもしれません。しかし、このマニピュレーターの存在は、特にソロ環境のライブにおいては、ライブクオリティを左右する重要な要素の一つです。
そもそもライブマニピュレーターの仕事は、単純に音源を再生、停止するだけではありません。現場のPAと密に連携を取り、音源をドラム、ベース、ギターといったトラックごとのデータ(パラデータ、ステムデータ)に分けて、エフェクトなどの適切な処理を施したうえでPAに音を渡す。さらにライブの事前リハーサルから参加し、曲順はもちろん、MCの間や曲間などを完全に把握し、絶妙なタイミングで音を流す。つまり、バンドにおけるボーカル以外の演奏を全て担う役割、それがマニピュレーターです。
通常、小規模なライブの場合は、そのライブハウスやホールのPAさんがマニピュレートも兼任しています。しかし、アーティスト専任のPAさんでもない限り、その場限りのマニピュレートでは出来る事に限界があります。特に音源のトラック分割や事前加工等は、その場で行う事は不可能です。
当スタジオでは、こういったマニピュレート業務を、メジャーアーティストのツアー帯同経験もあるマニピュレーターが、誠心誠意お手伝いをさせて頂きます。
カラオケを流して歌うだけのライブ環境から脱却し、クオリティ的に一つ上のライブ環境を、誰でも気軽にお使い頂けるご予算でご提供できれば、そう考えております。
より音楽的なサウンドを、会場全体に届ける。
バンドとソロアーティストが同時に出るようなライブイベントにおいて、両者の臨場感や迫力の落差に「あれ?」と思った事はありませんか。
もちろん、単純に音量の大きさでであったり、生演奏のパワーに寄る所も大いにあります。しかし音の出し方、もっと言うと、音源その物に理由がある場合も非常に多いです。
バンドのライブでは、ドラム、ベース、ギター、ボーカルといったそれぞれの楽器の音を、PAがその場の状況や環境に合わせて、自分の耳で判断しつつ適切なエフェクトをかけて、全体の音のバランスを取ります。すなわちミックス作業です。
しかし通常のカラオケ音源では、全ての音がまとまっている状態なので、この作業は出来ません。せいぜいEQ(周波数帯ごとのボリュームを調整するエフェクト)をかけて、少し部分的に音を削る程度で、それでも削り切れない時は、全体のボリュームを下げるしかありません。
さらに、カラオケ音源はマスタリングに準ずるエフェクトが施されている事が多く、この場合、音の密度的にボーカルが入る隙間が全くありません。
この場合も、EQ等のエフェクトである程度の隙間を作る事は可能ですが、やはりそれにも限界はあり、結果、ボーカルを前に出す(目立たせる)ために音源全体のボリュームを下げる事になります。そしてマスタリングされた音源は、ダイナミクス(音の強弱)も均等化されてしまっているため、特にライブハウスのような大音量、かつ音が回る環境ですと、どうしても弱く聴こえる音に合わせて全体のボリュームを調整せざるをえなくなってしまいます。
このような理由で、どんどん音源全体のボリュームは下がっていき全く迫力の無いライブになってしまうという訳です。
これを防ぐためには、トラックごと、あるいは楽器パートごとといった形で、ある程度バラバラに音を出し、なおかつエフェクトやダイナミクスも、ある程度PAの方で自由に弄れるように、カラオケ音源の制作段階から構築していかなければなりません。さらに、音をどの程度分けてPAに渡すのか、その渡し方や音の出し方等、PAやライブハウス側との事前調整も必要なってきます。これには、相応のが必要です。
当スタジオのマニピュレートは、こういったPAとの事前調整はもちろん、楽曲制作者様と連絡がとれます場合は、製作者様とやり取りしつつカラオケ用データの制作まで、マニピュレーターの領分として責任をもって担当させて頂きます。
ライブを観に来て頂くお客様全員に、より音楽的で最高のサウンドをお届けする。そのお手伝いを当スタジオでやらせて頂けるのであれば、こんなに嬉しい事はありません。
ソロアーティストはもちろん、バンドのマニピュレートも。
もちろん、ソロアーティストの音源だけでは無く、バンドにおける同期オケ(打ち込み)のマニピュレートも可能です。マニピュレート内容にあわせまして、同期用の音源作りからお手伝いさせて頂きますので、まずはお気軽にご相談頂けましたら幸いです。
単発のライブでも。長期的なサポートでも。
マニピュレートは、1公演あたりでご予算を頂戴しております。ライブ1回のみの単発のご依頼はもちろん、ツアー帯同等、長期的なサポートも可能です。